間垣の里
話には聞いていたのですが、5mもある竹の垣根で、なんと守っているものは・・・家・・・。
冬には風と雪が吹き付ける。
20世帯の集落を、1万本の竹で周囲500mを囲んでいる。
その歴史は古くなんと、鎌倉時代からずっと間垣に守られた生活を送っているということでした。
冬の風雪厳しい中、間垣の中へ1歩入るとなんだかとても穏やかな・・・、外の世界がウソのような光景でした。
この垣根があるだけで、こんなに違うものなのかと・・・。
散策日記24_2・早春の西保海岸
今、集落と言うと過疎化の問題が必ず挙げられますが、ここはそんな問題はまったく無縁なようです。
子供たちもたくさん遊んでいます♪
春のワカメ漁の時は岩場にいっぱいのワカメが干されています。
子供達の恰好の遊び場のよう。そしておやつは・・・干されたワカメ・・・だったりなんかする(笑)
夏は竹のお祭が、秋は間垣を補修する大切な季節。
5mもある細い竹を、上から真っ直ぐ下にさしていくのは、ちょっと難しそうです。
冬は、台風並みの風が吹きつける日が続くそうです。
間垣を風がすり抜ける時、笛のような音が・・・ピィ~ピィ~と鳴り響きます。
そこに暮らす人々は、音の高低で風の強さがわかるのだそうです。
『間垣の里』の間垣は・・・本当に家を・・・家自体、そこに住む人々の暮らしを守っているのだなぁ・・・と実感しました。
冬の、間垣の里・・・撮ってみたいです・・・いつか・・・
今日の名古屋の夕陽は・・・落ちる一歩手前の線香花火のようにまん丸できれいな色をしていました♪