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Beautiful Japan 絵空事 bjjapan.exblog.jp

日々徒然に思いつくままを・・・MISAKOの独り言です。


by beautifuljapan

禅語

  
「松無古今色  竹有上下節」
(まつにここんのいろなし たけにじょうげのふしあり)

四季を通じ、幾歳月を経ても、松は常に青々としてその色の変わることはありません。
物事の道理や原理は変わることがないことを松の緑があらわしています。
竹も一年中美しい緑色をしていますが、節に上下があります。この節によって物事に区別(差別)が生まれます。
物事を貫く不変の「理」と、表に表れた区別ある「事」。禅語_c0067206_14152267.jpg
不変と区別、理と事両方があって世の中は
進んでゆきます。

世の中はすべて同じではなく・・・人は男女、家族、長幼の序があって調和するもので、
必ずしも平等だけでは自然に調和はしません。

人間は一人一人平等であるが、平等一辺倒でも世の中の成立はありえない。そこに「竹に上下の節あり」の意義を感じなければならないということのようです・・・。
平等という言葉は・・・とりかたによっては勘違いされやすい言葉でもあるのかもしれません・・・。

by beautifuljapan | 2005-09-21 13:12 |